資格スクエアの口コミ・評判を調査してみた
最近、よく見かけるようになった資格スクエアですが、まだまだ資格の学校としての認知度は高くないと言えます。
特に地方においては、「聞いたことないけど、大丈夫?」そういう疑問を持たれている方も多いのではないでしょうか。私なんて、特に田舎の方で勉強していましたから、情報もなく、資格と言えば大手資格スクールしかないと思い込んでいました。
どうせお金を払って勉強するのですから、より良い学校で勉強したいと思うのが当然です。
そこで今、認知度を上げつつある「資格スクエア」の口コミ、評判に関して調査していきたいと思います。
資格スクエア最大の特長は「安さ」です。この群を抜いた安さは、簿記3級講座、簿記2級講座の調査においても実証済みです。
さらに、
- たった3年で無料会員数が2.8万人を突破した教育系ITベンチャー
- eラーニングに注力し、校舎を持たずに費用を抑えています
こういった特長があります。これだけ見ると、イケイケな印象を受けますね。もう少し具体的に見ていきましょう。
資格スクエアって?
資格スクエアは、弁護士である鬼頭政人さんが、代表をつとめる資格の学校です。2013年の12月に資格スクエアの運営をする株式会社サイトビジットが設立されています。
まだ設立して間もないですが、たった3年で無料会員数が2.8万人というのは、すごいの一言です。
弁護士が代表をしているだけあって、膨大な量の暗記が中心となる法律系の試験に強みを持った資格の学校です。
代表の鬼頭政人さんは、開成高校、東京大学を経て弁護士となった超エリートなのですが、開成中の頃から「いかに効率よく勉強するか」ということに重点を置いて勉強してきました。
開成中ですから、周りは超秀才だらけですね。そんな環境の中で、「こいつらと普通に戦っても勝てない」と悟ったことによって、短い時間の勉強で及第点を取るにはどうしたらいいか、という点を常に意識するようになったそうです。常に2割の努力で8割の成果を目標としています。
こういった本も出されています。
頭のよさとは「ヤマを張る技術」のことである
その考え方が、資格スクエアにも生きていると言えます。資格スクエアは、「ムダの排除」が考え方の根底にあって、「ムダ」「非効率」を解消し、受講生の方の学習負担を軽減させることを目指している学校です。「オンライン学習」に力を入れているというのも、そういった点からなんですね。
資格スクエアの特長
それでは、資格スクエアの特長を見ていきたいと思います。
「安さ」の実現
他の競合校と比較してみると、激安の領域に入っていると言っても過言ではありません。この安さを実現している背景には、
合格に不必要な「大きな校舎」「広告宣伝費」などは大胆にカットしている
という理由が存在しています。広告宣伝費をあまり使っていないため、「知らない人」もまだまだ存在しているということですね。ただ、その代わりに、合格に必要な「テキスト」「問題演習」「講義」「サポート体制」に費用の大部分を投資しています。
では、どのような学習メソッドを構築しているのでしょうか。
独自の学習メソッドとITの技術
資格スクエア独自の学習メソッド
資格スクエア独自の学習メソッドというのは、「効率×継続」です。 つまり、効率のよい勉強法を継続できることが最重要ということですね。
では、どのように効率と継続を実現させるかですが、
- 講義とテキスト
- 問題演習
- 質問、アドバイス
- 上記3つを高速回転
この4つをベースに学習を行うのが資格スクエア独自の学習メソッドです。これだけ見たら、「普通」です。当たり前のことですね。でも、特に奇抜なことをせず、「ムダ」を省いた学習こそが資格スクエアの良いところです。
私も長く受験生活を送りましたが、一番腹が立つのは、「出ないかもしれないけど、出たら困るし一応やっとく」というような範囲の授業をされることです。
資格の学校からすると、万が一本試験で出題された際に受講者から「教えてもらってない」と言われるのが怖いので、保険をかけて授業をするんですね。
講師も「出ないと思いますが…」とか言うので、聴講していても、すごくムダな時間に感じます。
「ムダ」を省くというのは、こういうところを削っていって、確実に出るところを押さえる。
それで優先順位を決めて学習するしかありません。そういう意味で、ムダを省いた学習というのは、私は好きです。
ITの技術
資格スクエアの講義は全てがオンラインです。通学講座は、校舎がないためありませんし、DVD講座もCD講座もありません。パソコンやスマートフォンやモバイル端末によるウェブのオンライン学習のみです。
そのため、通勤や通学のちょっとした待ち時間にも、端末さえあれば「いつでもどこでも」学習することができます。さらに、講義は見放題ということで、復習として「何度でも」講義を見直すことができます。すべてがウェブ上で完結する仕組みになっており、講義動画の横に編集可能なオンラインレジュメが表示されます。
ただ、私個人的な感想からいくと、ずっとオンライン通信を学習してきた者としては、「通学講座」の方が、勉強をするという習慣づけや、行動動機の部分では大きく働きます。これは間違いありません。
とは言っても、理解度や学習習熟度の高まりとは直接的に関係ないので、学習計画を立てたり、進捗管理ができる機能があると、ベストです。
脳科学に基づいた問題演習機能で記憶の定着を図る
特長の中でも、特にスゴイのが、資格スクエアが独自に提供している問題演習機能です。これは、オンライン上に蓄積されている受講者個人の学習履歴・理解度を分析することにより、個人に合わせた問題提示が可能になっています。
この機能は、東京大学教授の脳科学研究者と一緒に開発を進めた人工知能サポートシステムということで、まさに最新のAIシステムです。具体的にどのようなシステムなのか?を見ていきましょう。
講義後の理解度チェック
講義(約1時間)の視聴が終わると、講義内容の把握度を確認するためのミニテストをおこないます。
回答は、「もちろん○」「たぶん○」「たぶん×」「もちろん×」の四択から選択します。
その結果をもとに、2回目からは、理解度の低い問題から順に出題され、自信がなく(たぶん)正解した問題でも自動的に復習対象になります。
また全体の正答率も分析し、「正解しなければいけない問題」を優先的に出題してくれます。
復習を繰り返すことで、より確実な知識として定着していきます。
複数講義をまとめて確認テスト&総復習テスト
複数講義後には、確認テストが行われます。これだけだと、どこの資格の学校でもやっていますが、資格スクエアの確認テストの問題は、「理解度チェック」の結果から算出された「弱点問題」からの出題になります。まさに人工知能のたまものですね。
さらに、知識の総復習として、総復習テストもあります。これは、実際のテストを意識した構成となっており、制限時間も設けられています。これで、苦手分野の問題に関しては、複数回解くことになり、苦手分野の克服にもつながります。
進捗&成績管理機能
講義の進捗度、問題演習の成績もオンライン上で確認が可能となります。合格ラインまでの差が見える化され、自分の学習進行度が理解できます。合格までの見通しを明確に位置づけられるため、通信学習であっても、学習への行動動機が強まります。
講義内容には大きな差はない
私自身も、中小企業診断士講座に関して、無料講座を受講してみましたが、講義内容のわかりやすさなど、他の競合校と比較してみて、遜色ありません。さすが、建物や広告宣伝費を削減して、学習環境に投資をしているだけあると思います。会員登録(無料)をすれば、興味のある資格の講義が無料でいくつか聞けます。ちなみに一部ですが、
- 簿記5講義
- 中小企業診断士25講義
- 社会保険労務士22講義
が無料で視聴できました。興味のある資格にチェックをすれば、他の資格の動画も見られるようです。
一度講義を聞いてみて、合う合わないを判断できるので、安心感があります。
他の資格学校と比べた強み
資格取得という視点から見て、通学講座が学習を進める上では一番であるという思いはぬぐえません。
ただ、私のようなど田舎に住んでいる人間からすると、近所に「通学できる資格の学校が無い」という現状の方も多いと思います。
それ以外にも、
- 忙しくて、行く時間が確保できない
- 学校に行く時間がもったいない
そういった方もいらっしゃるでしょう。
であれば、どちらにしても通信講座しか選択肢がないです。さらに、通学講座も通信講座もやっています。という学校の受講料は「高い」傾向にあります。やはり、高い建物の家賃を回収するだけの価格設定になっているんですね。
それよりも、選択と集中で、通信講座に集中してカリキュラムを作ることで、講座の質を高めている資格スクエアは、通信講座としては十分おすすめできると言えます。
さらに、質問は無制限でできます。結構、回数を区切っている資格の学校は多いのですが、資格スクエアはその点、無制限で受講者の分からないを一緒に解決してくれる意欲の高さを感じます。
そういった点で、
- 安い
- 無料講座が豊富
- 質問は無制限
この3点が資格スクエアの特長であり、他校には無い強みと言えます。安いうえに、無料で数講義が受講できるというのは、出血大サービスですね。
受講して見て嫌なら継続しなければ良いということになります。
資格スクエアの評判・口コミ
それでは、ネット上の評判や口コミを見ていきたいと思います。
高いクオリティかつ圧倒的低コスト(ビジネス会計検定2級・Nさん)
資格スクエアの素晴らしさは、高いクオリティの授業が圧倒的な低価格で提供されていることだと思います。コストを4分の1から5分の1まで下げることができ、低コストで合格という最高の結果を手に入れることができ、大変満足しています。
無料講座がきっかけで受講(宅建士・Nさん)
資格スクエアの無料視聴を体験したところ、インプット(講義)とアウトプット(過去問)を交互に受講する講義の形態が記憶の定着を促し、講師の方の説明も実務家ならではの説明が多く、ただ講義を聞くだけでなく、実務家になったような気持ちになることができて、非常におもしろく感じましたので、資格スクエアを選びました。
いつでもどこでも受講できる学習環境(行政書士・Kさん)
資格スクエアは、通学の必要がなく、オンラインの環境があれば、いつでもどこでも視聴できるところがフルタイムの会社員には大変助かりました。便利なところは、法律科目が項目別に細かく分類され、視聴履歴が残るところです。前回どこまで講義を聞いたかが一目でわかるため、社会人特有の突発的な予定等で中断してもすぐに次の講義に復帰出来、予定のダメージを最小限に出来ました。
まとめ
いかがだったでしょうか。資格スクエアは、他の資格の学校と比べると費用面と効率面で、とても優れていると言えます。
ただ、資格取得までの学習期間が半年~1年以上かかるような試験の場合(国家試験)は、テキストがウェブ上とかだと、学習しにくいと感じてしまう可能性がありますね。
よって、しっかりと無料の授業やテキストを吟味した上で、検討されると良いでしょう。簿記などの検定試験の場合には、迷うことなく資格スクエアです。
とにもかくにも、まずは無料の会員登録をして、講義を受講されてみることをおすすめします。