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本当に人気のある資格ランキング!トップ15

2017/09/29
 
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人気の資格ランキングって、資格スクールによって異なっていますよね。ランキングのつけ方というのは、資料請求の数から算出している学校が多いようです。

確かに「資料請求の数=興味のある資格」は、間違っているとは言えないわけですが、学校によって「得意な資格」が異なるため、学校ごとの「偏り」が出ていると言えます。

そこで、当サイトでは受験者数が多い資格こそ、人気のある資格であるという考え方のもと、「受験者数=人気資格」という視点で「本当に人気のある資格ランキング」を作成しました。どの資格学校でも上位に入っている資格を中心に、受験者数を調査しました。それでは、見ていきましょう!!

ランキング調査にあたって

ランキングを決定するにあたり、調査の前提条件を決定しました。

  1. 試験1回あたりに換算
  2. 平成28年度の受験者で算出

どうしても検定試験の方は年に数回試験が行われるため、延べ受験者数が多くなります。そのため、年に数回ある試験に関しては、受験者数の合計試験回数で割り試験1回あたりの受験者数に換算しました。

そのもととなる受験者の数は、2016年(平成28年)の受験者数を参考にしています。

 

本当に人気のある資格ランキング2017年


 

第1位:宅建士(宅地建物取引士)
試験1回あたりの受験者数:198,463名

数ある資格の中でも、特に人気が高いのが、宅地建物取引士、通称「宅建士」です。以前は、「宅地建物取引主任者」という名称でしたが、宅地建物取引士という名称に変わり、「士業」の仲間入りを果たしました。

不動産取引に不可欠な資格と言えます。上記のデータにもあるように、毎年約20万人が受験します。学歴や実務経験といった制約がないため、受験者の顔ぶれも学生からサラリーマン、OL、主婦と幅が広く、挑戦しやすい国家資格と言えます。

 


 

第2位:簿記
試験1回あたりの受験者数:198,085名
1級:  20,907名(年2回)⇒  10,454名/回
2級:221,299名(年3回)⇒  73,766名/回
3級:341,594名(年3回)⇒113,865名/回
合計:583,800名

1~3級を合計すると、年間で約60万人が試験に挑む簿記検定は、日本商工会議所が主催する検定試験です。「簿記」とは、会社や自営業者が、商売における「生産」や「販売」といった企業活動を数字に置き換え、データとして記録する仕事です。

1級に合格すると税理士の受験資格が得られたり、2級では大学などで推薦入試が有利になるといった特典があります。経理業務には必須となる簿記の基礎知識が学べるということで、企業における事務職採用や人事異動においても優遇されることが多い資格です。

 

 


 

第3位:介護福祉士
試験1回あたりの受験者数:76 ,323名

高齢化社会の日本において、重要度を増しているのが介護の仕事です。介護福祉士は、高齢者や身体の不自由な人の自立を支援するため、身の回りのケア(世話)ができる能力を認定する国家資格です。

介護福祉士は、高齢者や身体が不自由な人の食事入浴排せつ衣服の着脱歩行など、その人の心身の状態に合わせて、さまざまな介護をおこなう介護のプロフェッショナルです。


 

第4位:社会福祉士
試験1回あたりの受験者数:45,849名

身体やメンタルに障害を抱えている人たちに対して、専門的な知識と技能を活用し、障害を抱えている人たちの相談に応じて、適切なアドバイスや指導福祉サービス施設への連絡や調整といった、さまざまな援助をおこないます。

介護福祉士との違いは、社会福祉士が「障害を抱えている人」だけでなく、その人に関わるすべての人の環境を整えるために複合的なサポートをおこないます。具体的には、福祉施設の利用者と共にスポーツやレクリエーションに参加したり、福祉用具の貸与や住宅のリフォームなどに関与することもあります。


 

第5位:行政書士
試験1回あたりの受験者数:41,053名

行政書士は、官公署行政機関への許可・認可に関する行政書類、権利義務、事実証明に関する書類の作成代理提出をおこないます。身近な法律家として仕事は多いですが、資格試験の合格率は1ケタの難関です。

作成および手続き代行の対象となる提出書類には、営業許可申請書建設業許可申請書運転免許更新申請書などがあります。


 

第6位:社会保険労務士
試験1回あたりの受験者数:39,972名

社会保険労務士は、人事労務の専門家として、独立開業だけでなく、転職に有利に働く国家資格です。近年、ブラック企業が取りざたされ、日本人の働き方に注目が集まっています。労働時間の短縮や採用、年金問題など、社労士の需要は近年高まっています。

健康保険や雇用保険、労災保険、厚生年金など、会社員のために用意された制度は多くありますが、社労士は、それら労働および社会保険関連の手続き事務をおこなう専門家です。

 


 

第7位:税理士
試験1回あたりの受験者数:35,589名

税務のスペシャリストである税理士は、企業や個人自営業者から依頼を受けて、所得税や法人税、相続税などの税務業務を代行します。資格試験は超難関で、簿記論・財務諸表論は、必須科目。これに税法3科目を加えた5科目に合格することで税理士の資格が付与されます。

税理士は、税に関する相談および書類作成、申告代理などをおこなえる国家資格です。特に「税務代理」は独占業務となっています。


 

第8位:FP技能士
試験1回あたりの受験者数:34,826名
1級:     716名(年1回)
2級:54,789名(年3回)⇒18,263名/回
3級:47,541名(年3回)⇒15,847名/回
※学科試験の受験者で算出 34,826名

ファイナンシャル・プランニング技能士(FP技能士)は、資産設計のアドバイザーである「ファイナンシャル・プランナー(FP)」の技能を認定する国家資格です。人生設計に合った資産運用などの助言をおこなうのが主な仕事内容です。

資産、貯蓄、保険、税制、相続関係などから、リスク分散やポートフォリオの視点により、多面的に資産運用のプランを立案します。


 

第9位:司法書士
試験1回あたりの受験者数:16,725名

住宅や土地の購入、また会社設立などに際して、登記手続を代行するのが司法書士です。代行手数料が収入になるほか、法律に関わるさまざまな相談に応じて専門家の助言を提供するのも仕事の一部です。

2004年からは、司法書士法の改正に伴い、それまで弁護士に独占されていた訴訟代理や法律相談といった業務もできるようになりました。これによって、司法書士の仕事の幅が広がっています。


 

第10位:中小企業診断士
試験1回あたりの受験者数:16,024名

中小企業診断士は、中小企業の経営診断を行い、企業の経営の全般に渡ってアドバイスをする経営のスペシャリストです。経営コンサルタントの唯一の国家資格となっています。

経営全般の知識が身につくため、診断士として独立するつもりがなくても、社内診断士として、キャリアアップのために取得を目指す人も少なくありません。 「日本版MBA」ともいわれおり、社会的評価も高い資格です。


 

第11位:公認会計士
試験1回あたりの受験者数:10,256

経理・会計の世界では最高峰の資格とされるのが公認会計士です。その業務は、きわめて多岐に渡っていますが、公認会計士の独占業務として、企業などの法人の財務書類の監査および証明がおもな業務内容となります。

近年、東芝など大企業の不正会計が問題になるなど、会計士の社会的な責任は重く、厳格な公正性と信頼性が求められる職業といえます。お得な点は、税理士登録をおこなうことで税務業務が行えます。


 

第12位:司法試験
試験1回あたりの受験者数:6,899名

司法試験は、「裁判官検察官又は弁護士」を目指す人たちが受験する試験です。法律に関する理論的かつ実践的な理解力、思考力、判断力等を判定するための試験とされています。

平成23年から司法試験予備試験がスタートしており、法曹界への門戸が広がっています。この予備試験に合格することで、法科大学院課程修了者と同等の法律に関わる実務の基礎能力があると認められ、司法試験(新司法試験)の受験が可能となります。


 

第13位:医療事務(診療報酬請求事務能力認定試験)
試験1回あたりの受験者数:6,009名
受験者合計12,018名(年2回)

医師や看護師だけでは、病院経営はうまくいきません。事務方として裏から支える医療事務も、医療現場における重要なメンバーと言えます。

医療事務の仕事に従事するために特別な資格は必要というわけではありませんが、「レセプト」の作成など高度な専門知識が必要になるため、資格を持っていたほうが就職・転職に有利になります。ユーキャンでも、最上位の人気資格として紹介されており、ニーズの高さを感じさせます。


 

第14位:弁理士
試験1回あたりの受験者数:4,229名

弁理士は、知的財産である、発明やアイディアデザインを特許庁へ申請したいときに、その手続きを代行する資格です。知的財産のスペシャリストです。

弁理士は、発案者から依頼を受けて特許の申請を手助けし、すでに同様の考案が出されていないかどうか、出願することで利益になるかどうかなどを調査・検討します。そうして必要な書類を作成してそろえ、依頼者の考案を特許庁に出願するのです。


 

第15位:不動産鑑定士
試験1回あたりの受験者数:1,568名

不動産業界で最高峰の資格なのが不動産鑑定士です。その名のとおり不動産の価値を鑑定・評価します。これは不動産鑑定士の独占業務であり、社会的評価の高い仕事となっています。

土地や建物の不動産価格は、社会の情況によって激しく変化します。そのため、不動産鑑定士は、社会的な影響力がきわめて高い職務であり、厳格な公正性や責任感が求められます。国家試験は超難関として知られています。

 

まとめ

第1位の宅建士は、毎年約20万人が受験する人気資格です。近年、宅地建物取引主任者から、「宅地建物取引士」に名称も変わり、「士業」に格上げされました。

簿記検定は、年間で60万人近くが受験しており、こちらも超人気です。

国家資格では、日本の現状を表すかのように介護・福祉系の資格が上位に入っています。

ただ言えることは、人気のある資格は、裏を返せば、競争の激しい資格とも言えます。さらに、毎年一定数の合格者を輩出しているわけですから、取得者もそれなりに多いはずです。資格を取るまでも大変ですが、資格をとった後の競争も激しくなると言えます。

取ったから安泰という資格は、もうこの世には存在していません。取得後のイメージも持ったうえで、資格に挑戦しましょう。

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